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犬の咬みつき抑制


咬むということは、犬にとっては通常の伝達手段であり、咬みついたからといって必ずしも悪気があるというわけではありません。しかし、人間社会にとっては咬むという行為は非常に危険で、特に子供や老人に対して咬みつくことのないように、しっかりしつけていく必要があります。

咬みつきを抑制するためのしつけは、子犬のうちに、特に乳歯が生えそろい、永久歯に生えかわるまでの間に教えないと、そのあとにしつけることは難しいとされています。子犬をしつけている間にもし咬まれたとしても、子犬の乳歯はそれほど鋭くなく、少しくらいなら痛くないので、子犬のうちにしっかりしつけるようにしましょう。

犬が咬みつくのには、以下のようなケースがあります。

・怖いとき、痛いとき
・自分のテリトリーを守ろうとするとき
・獲物を捕まえようとするとき
・遊びでじゃれて攻撃するとき

咬みつかないように犬をしつけるには、まずあなたがしっかりとしたリーダー(アルファー)になり、怖がりにならないように小さい頃から犬としての社会化をしておいて、興奮させたり、追い込んだりしないようにすることです。また普段から「アウト」「退却」「イタイ」といったしつけをしたり、咬みつき抑制(バイトインヒビション)といわれる、口を開けさせるしつけをすることが効果的です。

退却

子犬がじゃれてきて咬んでくるような時は、黙って静かに部屋を出てドアを閉め、子犬をひとりぼっちにします。ドアをカリカリして開けてほしいおねだりしても、静かになるまでそのままにしておきます。子犬はひとりぼっちが嫌いなので、繰り返すうちに咬むことがあなたに不快感を与えているということに気づきます。

イタイ

子犬がじゃれて咬んできたら、大きな声で「いたい!」と叫びます。子犬はびっくりして口を離します。咬むということは犬にとっては正常な行為なので、最初のうちは理解できませんが、何度も繰り返していくと、それが不快感を示す言葉だということに気づきます。普段から大きな声を出していると、「いたい!」の効果が半減してしまいますので、普段は静かにやさしく接するようにしましょう。

咬みつき抑制(バイトインヒビション)

これを行うには、アイコンタクト、マズルコントロール、唇を持ち上げる、口を開けさせるといったしつけをクリアしている必要があります。

まずアイコンタクトをして、マズルコントロールをします。次に犬の正面に座り、見下ろすように目を見つめて、両手で犬の頭を静かにやさしくなでます。犬にとって、正面から見つめられることは恐怖をあおる行為ですが、これまでのしつけがしっかり行われていて、犬との間に信頼関係があれば、問題ありません。もし、犬が目をそらしたり、身体を横に向けてしまうようであれば、いちからしつけをやり直す必要があります。

次に唇を持ち上げ、口を開けさせます。犬にとって、口は唯一の攻撃手段で、いざというときは咬みついて抵抗する必要があります。口を開けられているという上体は、犬にとって非常に無防備な状態ですが、これができるようになるということは、あなたをリーダー(アルファー)として信頼している証拠であり、あなたが守ってくれると信じているということです。これをすることによって、むやみに咬みつくことが減っていくはずです。

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