お店に来る飼い主さんには、ペット美容室にはなるべく定期的に、できれば1ヶ月に1度は来るようにお願いしています。それは儲けようっていうことではなく、犬のために大切なことだからです。
毛玉をといて、シャンプーして、きれいにカットして、見た目をきれいに保つのはもちろんですが、衛生面をケアして病気を予防するうえでも大事なことなんです。
トリマーは犬の全身を見る
トリマーは犬をカットする時、シャンプーしてブローする時、犬の全身を見ます。ただ見るだけではなく、コームやブラシを使って、毛の下の皮膚を見ます。
そのため、皮膚のトラブルに気づくことができます。皮膚が赤くなっていたり、湿疹ができていたり、フケが多かったり。こういったトラブルを発見して、飼い主さんに教えてあげることができるんです。特に、脇や内股、肛門など、普段は見ないところのトラブルでも、トリマーは気づいてあげられます。
実際に私が担当した犬で、皮膚の異常があったので飼い主さんに伝えたところ、獣医さんに診せにいった結果、手術することになって助かったというケースがありました。
もちろん、トリマーは獣医ではないので、100%見つけてあげられるわけではありませんが、トラブルを発見できる確率はグンとあがるはずです。
カルテを作るので変化に気づける
一度来てくれた犬には、それぞれカルテを作ります。毛の量や質、性格などはもちろん、皮膚の状態などについても記録しておきます。
定期的に来てくれていれば、1ヶ月前からどんな変化があったかがわかり、それを飼い主さんに伝えることができます。皮膚の状態が良くなった、悪くなったなど、その状態に合わせたお手入れ方法もアドバイスできます。
犬が慣れる
犬にとって、見知らぬ人に毛をカットされたり、爪を切られたりするのはとても怖いものです。犬によっては噛み付いてくる犬もいます。
でもそんな犬でも、定期的に来るようにすれば、徐々に慣れてきて、ここに来たらジッとしてなきゃいけないんだと理解して、おとなしくなります。
犬の精神的負担を減らすためにも、しつこいようですが、定期的に通うようにしましょう。



